三線

タイトル横の数字は+−10点を満点としての、好き嫌いだと思って下さい



  心を揺るがす底力                            +10
 


 私は三線が好きだ。
今に始まったことではない。高校に入ってからくらいだったと思う。

衝撃的だった。
こんなに心に澄み渡る音の楽器に私は未だ出会ったことがなかった。三味線とかと一緒ではないかと思われるかもしれないが、三線のよさはやはり一緒に歌われる島唄、民謡があまりにもその楽器にマッチすることである。

また、三味線と大きく違うのは、もちろん材質、大きさは当然ながらその楽器の歴史が大きく異なる。
明の冊封使が琉球国に三線を持ち込み、その後1500年頃の尚真王の治世に唄の伴奏用の楽器として宮廷で使用されるようになったことから始まり、三線が一般の人々に広まったのは明治時代以降ではないかと考えられてるらしい。戦後はまともな材料もない中で、唄と三線を忘れぬ人々は廃材や空き缶を加工して三線をつくり、きびしい収容所生活を乗り越えたという。厳しい戦後の生活、そこに沖縄の唄と三線はあったのだ。
 その沖縄という、戦争や離島ならではの歴史が深く深く刻まれた島唄が、簡単な小節の中にどれほど歌われていることか・・・。その意味を知っていたらなおさらだが、ウチナーグチでさっぱり意味が分からずともおのずと涙が出てきてしまう。それをおばあやおじいが歌った日にゃもう、ね。


島唄とともにある三線の音、初めて聞いてもどこか懐かしく、またせつなく、またどこか愛嬌のある三線。


昔から今がそうであったように、これから先未来においても、この音と島唄が語り継がれていくことを私は望む。


























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